算命学鑑定士検定(練習問題)
実際の試験問題に合わせた練習問題で、まずはサクッと腕試し。答え合わせ後にていねいな解説が開きます。
算命学は、古代中国に発祥した運命学で、生年月日から割り出される干支を用いて人の運命や性格を分析します。算命学の基礎となっているのは「陰陽五行思想」です。
算命学では、人間の性格を表す「十大主星」と、現実世界のエネルギーを表す「十二大従星」という2種類の星を使って分析を行います。また、12年に1度訪れる「天中殺」という特殊な時期があり、この2年間は大きな決断を避け、内省や学びの期間として過ごすのが良いとされています。
設問
算命学に関する次の記述A〜Dについて、正しいものの組み合わせとして最も適切なものを、下の①〜④のうちから一つ選べ。
- A 算命学は陰陽五行思想を土台とした運命学である
- B 十大主星は肉体の強さを表し、十二大従星は精神世界を表す
- C 天中殺は全ての人に12年に1度、2年間訪れる
- D 五行とは、木・火・土・金・水の5つの要素を指す
【相談ケース】
相談者Aさんは自分の性格について知りたいと相談に来ました。
- Aさんの命式情報: 中央の星(本人の本質):貫索星
星の特徴: 貫索星…自我が強く独立心旺盛。頑固で自分の意志を貫くタイプ。一人で黙々と取り組むことを好む。
設問
貫索星を持つAさんの性格や行動の特徴として、最も適切でないものを次の①〜④のうちから一つ選べ。
【基礎レベル】解答・解説
正解:②(A・C・Dのみ正)A:正しい
算命学は古代中国の陰陽五行思想を土台とした運命学です。陰陽五行は、陰と陽の二元論と、木・火・土・金・水の五行から成り立つ思想で、算命学のすべての理論の基礎となっています。
B:誤り
十大主星は精神世界や性格を表し、十二大従星は現実世界のエネルギーや行動パターンを表します。記述が逆になっているため誤りです。
C:正しい
天中殺は全ての人に12年に1度、連続した2年間訪れる周期的な時期です。この期間は大きな決断(結婚・転職・起業など)を避け、内省や学びの時期として過ごすのが無難とされています。
D:正しい
五行とは木・火・土・金・水の5つの要素を指します。これらは互いに「相生」(生み出す関係)と「相剋」(抑制する関係)で影響し合います。
【中級レベル】解答・解説
正解:③③が正解(最も適切でない)の理由:
貫索星は守備本能に属する星で、「自我が強く独立心旺盛」という特徴を持ちます。選択肢③の「協調性が高く、常にグループ活動を優先し、自分の意見を持たない」は、貫索星とは正反対の性質です。
- 自分の意見をはっきり持つ
- 独立心が強いため他人に依存しない
- グループより個人での活動を好む傾向
他の選択肢について:
①:正しい/②:正しい/④:正しい(意志の強さの表れ)。
参考:協調性があり集団をまとめる力を持つのは石門星(貫索星と同じ守備本能の陰の星)。同じ本能でも陰陽で性質が異なるのがポイントです。